25.九段の母

作词:石松秋二
作曲:能代八郎

母さん元气で さよならと
笑って行った 爱し子は
云の墓标と 散ったけど
されど泣くまい 靖国の
母と呼ばれる 身じゃものを

上野驿から 九段まで
胜手知らない じれったさ
杖を赖りに 一日がかり
倅来たぞや 逢いに来た

空をつくよな 大鸟居
こんな立派な 御社(おやしろ)に
神と祀られ 勿体なさに
母は泣けます 嬉しさに

两手掌(あ)わせて ひざまづき
拜むはずみの お念佛
ハッと气付いて うろたえました
倅许せよ 田舎者

鸢が鹰の子 うんだよで
いまじゃ果报が 身にあまる
金鸱勋章(きんしくんしょう)が みせたいばかり
逢いに来たぞや 九段坂